昔、学生の頃にタウンスケープを考える授業がありました。「タウンスケープ」とは「まちなみ景観」という意味ですが、通りを歩いて行く人の目に、回りの建物がどのように見えるのか?どのような通りや建物が見て感動をおぼえるのか?歩きたくなるような街並みとはどんなものなのか?という勉強です。例えば、真っ直ぐで遠くまで一目で見通せる平坦な街並みでは、その場に立った瞬間この通りがどんな通りなのか、歩くまでもなく解ってしまいます。ずっと遠くまで歩いて行こうと思わせるためには、興味をひく建物や景観がずっと連続している必要があります。
しかし、真っ直ぐな通りでもアップダウンのある坂道だとしたらどうでしょう。登り切った坂の下にはどんな通りが、どんな景観が見えてくるのかと期待しませんか?また、平坦な地形でも曲がりくねった通りは、先へ進まなければ次の景観が見えないので自然と歩いて行くことになります。勿論その街並みを歩くことで、人々に感動を与えるものでなければなりませんが。

今、帯広市の中心街の街づくりコンセプトは「歩きたくなる街 おびひろ」です。皆さんや観光で訪れる人々にとって帯広の中心街は「歩きたい!」と思わせる街並みになっているでしょうか?
(続く)
posted by pcfact at 23:15|
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