当時の帯広市は十勝の中での大都会であり、帯広駅には根室本線を中心に広尾線、士幌線、池北線が乗り入れ、たくさんの乗降客であふれかえっていました。
また、帯広大通駅から軽便鉄道が稲田・川西へと走る十勝鉄道(現在「とてっぽ通」として残る)もあり、交通の要所でありました。
地方に住む若者にとっての楽しみは、映画、レコード(オイカワレコード店)、本(田村書店)、藤丸デパートなどがあり、特に映画の封切館は帯広にしかなく朝早くから汽車に乗って帯広へ行く人たちも多かったように思います。
西2条9丁目周辺には、藤丸百貨店南角に「テアトル銀映」

その2軒隣には日活映画の「キネマ館」がありました。

キネマ館の入口前に「猿小屋」があり、子供達だけではなく大人にも人気があり、映画よりも猿を見に来るお客さんも多かったようです。

昭和時代の映画館 その2 へ続く