このオープンリールデッキは全面の4つ角のあるネジを緩めると表面パネルが簡単に外すことができます。
リール台のネジ3本を外してブレーキストッパーをチェックすると、滑り止めのフエルト(ブレーキパッド)が汚れて、しかも薄くなっているようでした。
リールを手で回してみると、ストッパーが効きません。そこでストッパーの上にあるEリングワッシャーを外してブレーキを取り出し、いったんブレーキパッドをカッターで削り落とし、よく洗浄して乾燥。そして、端切れのフエルト布を裏側に貼り付け少し厚みを出してから再び貼り付けてみました。多少は良くなりましたが、右側のリールのブレーキがまだ少し甘いように感じました。これで一度セットしてブレーキテストをしたところ、テープの緩みはかなり改善し、テープの逆撒き付きは無くなりました。
カウンターは問題ありませんが、ベルトが伸びていてユルユル。ちょっと不安なのでネットでベルトの詰め合わせを購入して、ちょうど良い長さのものと交換しました。
次は、ソースとテープの切り替えスイッチ(モニタースイッチ)にガリがあり、何度かレバーを上下しなければ上手く切り替えができません。
前面からは作業ができないので、木製ケースを外すことにしました。ケースにはネジが左右2本ずつ、上に3本ありすべて外して機器を取り出します。とても重いので注意が必要。
下の写真は裏側です。左右にリールモーター、真ん中にピンチローラーのモーター(ファン付き)
<TC-9400A その3に続く>